ACCESS Weekday関数で曜日を取得する
ACCESSでは日付を扱うことが多いと思います。
その中でも、日付から曜日を判定する場合もあるでしょう。
今回は、日付から曜日を取得できる、Weekday関数の使い方をご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。
Weekday関数
日付から曜日を取得するには、Weekday関数を利用します。
Weekday関数は以下の構文で使用できます。
Weekday ( 曜日を求める日 , [週の基準] )
Weekday関数は曜日を数値で返します。[]は省略可能な引数です。
最後の引数である週の基準は何曜日をスタートにするか、という指定です。
省略可能で、省略すると日曜日が1になります。
例えば、週の基準を1、または省略した場合は、以下のように値が得られます。
日曜日 | 1 |
月曜日 | 2 |
火曜日 | 3 |
水曜日 | 4 |
木曜日 | 5 |
金曜日 | 6 |
土曜日 | 7 |
週の基準を月曜日始まりにしたい場合は、2を指定します。
その場合は以下の値が戻ります。
日曜日 | 7 |
月曜日 | 1 |
火曜日 | 2 |
水曜日 | 3 |
木曜日 | 4 |
金曜日 | 5 |
土曜日 | 6 |
なお、日付を指定する際はデータ型を日付型で入力する必要がありますので、#で囲うことを忘れないようにしてください。
例えば、2022年10月17日の曜日を、日曜日始まりで求める場合は以下のように記述します。
Weekday(#2022/10/17#)
2022年10月17日は月曜日ですので、上記の結果は「2」が返されます。
もちろん、日付の部分を変数にすることも可能です
このように、Weekday関数を使って曜日を求めることができます。
WeekdayName関数
先ほど紹介したWeekday関数では、曜日が数値で返されます。
数値だと直感的に何曜日かわかりにくいですよね。
そこで、曜日をテキストに戻す関数があります。
それがWeekdayName関数です。
WeekdayName関数は以下の構文で利用します。
WeekdayName ( 曜日を示す数値 , [曜日の省略] , [週の基準] )
WeekdayName関数は与えられた曜日を示す数値に対して、曜日のテキストを返します。[]は省略可能な引数です。
例えば週の基準を1、または省略した場合は、日曜日始まりになります。そのため、以下の値が得られます。
記述 | 戻り値 |
WeekdayName(1) | 日曜日 |
WeekdayName(2) | 月曜日 |
WeekdayName(3) | 火曜日 |
WeekdayName(4) | 水曜日 |
WeekdayName(5) | 木曜日 |
WeekdayName(6) | 金曜日 |
WeekdayName(7) | 土曜日 |
2つ目の引数の曜日の省略は「〇曜日」の「曜日」を省略するか否かを指定します。
Trueだと省略、Falseだと曜日を付けて返します。
WeekdayName(1,True)
の場合は、「日」とだけ値が戻るということです。
WeekdayName関数とWeekday関数の組み合わせ
上記のWeekdayName関数とWeekday関数を組み合わせることで、特定の日付から曜日を取得することができます。
WeekdayName(Weekday(#2022/10/17#), True)
のように記述することで、指定した日付に対応した曜日を戻すことが可能です。
以上、Weekday関数で曜日を取得する方法をご紹介しました。
ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。