ACCESS CLng関数で値を整数に変換する方法

ACCESSにはいくつものデータ型が存在します。
正しいデータ型を利用しないと、想定していないエラーが出てしまうことがあります。

そこで便利なのがデータ型を変換する関数です。

今回は、CLng関数で値を整数に変換する方法をご紹介します。

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こんにちは。
はこにわガジェット （@hakoniwagadget） です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。

CLng関数とは

CLng関数は、値を整数型に変換する関数です。
以下の構文で利用します。

CLng ( 値 )

引数に値を指定するだけのシンプルな関数です。

ACCESSでは見た目は数値でも実際には文字列、というデータが存在しますので、そういったデータを明示的に数値型データに変換する際に利用できます。

CLng関数の利用例

では、実際にCLng関数を使って値を整数に変換してみましょう。
今回はテーブルの値をクエリを使って変換します。

以下のクエリを作成しました。

T_変換テーブルの値を整数に変換するクエリです。
2列目のフィールドに以下のようにCLng関数を使って記述しました。

 CLng: CLng([元])
 

CLng関数の引数にT_変換テーブルの「元」フィールドを指定しています。
クエリでフィールドを指定する際は[]で囲う必要がありますのでご注意ください。

では、データシートビューで結果を見てみましょう。

このように、2列目のCLng列で値が整数に変換されていることがわかります。
よく見ると「元」フィールドの方は左寄せになっています。
これは値が数値に見えても実際は文字列型データのために標準で左寄せになっているのです。

一方、CLng列のデータは数値に変換されているので右寄せになっています。

CLng関数とCDbl関数

CLng関数と同様に値を数値に変換する関数にCDbl関数があります。
CLng関数は整数型に変換するのに対して、CDbl関数は小数点以下の値も表示可能です。

例えば、以下のようにクエリでCLng関数とCDbl関数を使って同じ値を変換してみます。

結果をデータシートビューで見てみましょう。

CLng関数は元の値から小数点以下の値が消えているのに対して、CDbl関数では小数点以下も表示されます。
入力される値に小数点以下の値が入る可能性があればCDbl関数を、なければCLng関数を使うとよいでしょう。

CDbl関数について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

以上、CLng関数で値を整数に変換する方法をご紹介しました。

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ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。