ACCESS VBA 日付型のフィールドを空白にする方法

日付型のフィールドを空白にする方法

ACCESSでは様々なデータ型を扱います。
その中でも特によく利用するのは日付型でしょう。

VBAでのプログラミングをする中で、日付型のフィールドを空白にする際は、文字列型のフィールドとは少し異なった処理が必要です。

今回は、日付型のフィールドを空白にする方法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは基本機能だけでも十分便利ですが、VBAを使うことで格段に使いやすいデータベースを作成可能です。
この記事ではACCESSでのVBAの使い方をご紹介していきます。

フォームの日付型フィールドを空白にする方法

フォームの日付型フィールドを空白にするには、VBAのイベントプロシージャで以下のように設定します。

通常、文字列型のフィールドを空白にする場合は以下のようにします。

しかし、日付型のフィールドの場合は””が入力できないため、Nullを指定して空白にする必要があるのです。

実践サンプル

では、実践例をご紹介します。
今回は以下のフォームの日付1フィールドを空白にしてみましょう。

「日付クリア」ボタンを押した場合に、日付1が空白になるように設定します。
フォームをデザインビューで開きます。

フォームのデザインビュー

日付クリアボタンのプロパティシートを開き、「イベント」タブの「クリック時」イベントにイベントプロシージャを設定します。

今回設定したイベントプロシージャの内容は以下の通りです。

フォームビューに戻り日付クリアボタンを押すと、日付が空白になることが確認できます。

日付型の変数を空白にする

上記ではフォームの日付型フィールドを空白にしました。
では、VBAで使用する日付型変数の場合はどうでしょうか。

結論から言うと日付型変数には空白を入れることができません。
試しに、VBAで日付型の変数を作成し、そこに空白を入れたい場合の処理を作ってみましょう。

””を使った場合

まず、日付型変数に””を入れて空白化する場合のコードです。

これを実行すると以下のエラーが表示されます。

Nullを使った場合

まず、日付型変数にNullを入れる場合のコードです。

こちらを実行すると以下のエラーになります。

このように、日付型変数には空白を入れられませんので注意しましょう。

以上、日付型のフィールドを空白にする方法をご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

そんな時は、ACCESS開発歴20年以上、過去に100以上のACCESSデータベースを開発してきた私(@hakoniwagadget)にお任せください。

ACCESSの新規開発、既存のACCESSの修正、ACCESSの操作レッスンなど様々なサービスをご提供しています。
ご興味のある方は下記のサービス一覧をご覧ください。

サービス紹介

最後までお読みいただき、ありがとうございました。