ACCESS フォームで閉じるボタンが表示されない場合の対処法

フォームで閉じるボタンが表示されない場合の対処法

ACCESSではフォームを使ってデータの入力や検索を行います。
しかしまれに、フォームにWindowsの閉じるボタン(バツ印のボタン)が表示されないケースがあります。

今回は、フォームで閉じるボタンが表示されない場合の対処法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。

閉じるボタンが利用できない状態

ACCESSのフォームには通常、右上にWindowsのエクスプローラーと同様に最小化、最大化、閉じるボタンが表示されます。
しかし、このボタンは非活性(利用不可)にすることが可能です。

上記の画面では閉じるボタンの色が薄くなり、押せなくなっています。
こうした状態のフォームから、閉じるボタンを利用可能にする設定方法をご説明します。

閉じるボタンの設定方法

閉じるボタンの活性/非活性の設定はフォームのデザインビューで行います。
該当のフォームをデザインビューで開きましょう。

フォームのデザインビュー

デザインビューでメニューからプロパティシートを開きます。

プロパティシート

フォーム全体を選択した状態で書式タブを選択すると、「閉じるボタン」という項目があります。

ここで閉じるボタンの活性/非活性を設定できます。

標準では「はい」になっていますが、閉じるボタンが表示されていない場合には「いいえ」になっているはずです。

閉じるボタン以外にも、すぐ下にある「最小化/最大化ボタン」も同様にウィンドウの最小化/最大化ボタンの活性/非活性を制御可能です。

閉じるボタンを使えなくする理由

閉じるボタンを使えなくするのは不便なだけでは?なぜそんなことをするの、と思われるかもしれません。

開発者が閉じるボタンを使えなくする一番の目的は、必要な情報が入力されていない状態でフォームを閉じられることを防ぐためです。
例えば一部の情報が入力されないままにフォームを閉じられるとデータが不完全でテーブル間のリレーションが崩れてしまう場合などが想定されます。

こうしたケースではフォーム上にフォームを閉じるボタンを設置し、そのボタンを押した際に必須入力事項のチェックを行うプログラムを設定するケースがほとんどです。

そのため、非活性になっていた閉じるボタンを活性化させる場合は、こうした入力チェックに影響がないかをよく確認しましょう。

以上、フォームで閉じるボタンが表示されない場合の対処法をご紹介しました。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。