アクションクエリの確認メッセージを非表示にする方法
ACCESSで追加クエリ、更新クエリ、削除クエリなどのアクションクエリを実行すると、実行前に確認メッセージが表示されます。
しかし、こうした確認メッセージはユーザーにとって煩雑なため表示させたくないという場合も多々あります。
今回は、アクションクエリの確認メッセージを非表示にする方法をご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット （@hakoniwagadget） です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。
アクションクエリの確認メッセージ
アクションクエリとは、追加クエリ、更新クエリ、削除クエリなどのテーブルの値を更新するクエリです。
これらを実行すると、以下のように確認メッセージが表示されます。
このメッセージを表示させずに処理する方法が2つあります。
1つはACCESSの設定で確認メッセージを非表示にする方法
もう1つはVBAでDoCmd.SetWarningを利用する方法です
ACCESSの設定で確認メッセージを非表示にする
この方法は、ACCESS全体でそもそも確認メッセージを表示させないようにする方法です。
ACCESSを起動して、「ファイル」から「オプション」を選択します。
ACCESSのオプションが表示されますので、左側のバーから「クライアントの設定」を選択します。
右側の画面をスクロールして「確認」項目の「アクションクエリ」のチェックを外します。
これによって、ACCESSでアクションクエリの確認メッセージが表示されなくなります。
この方法の場合、開発中でもアクションクエリの確認メッセージが表示されないためご注意ください。
VBAでDoCmd.SetWarningを利用する方法
もう一つの方法はVBAでDoCmd.SetWarningを利用する方法です。
DoCmd.SetWarningはVBAでACCESSのアラートを制御する機能で、Falseにすることでアラートが非表示になり、Trueにすることでアラートが表示されます。
以下のように利用します。
DoCmd.SetWarnings False
DoCmd.OpenQuery "UPD_請求フラグクリア"
DoCmd.SetWarnings True
上記では中央の行で「UPD_請求フラグクリア」というクエリを実行しています。
このクエリは更新クエリなので、通常であれば確認メッセージが表示されるのですが、これを表示させないためにクエリ実行前にDoCmd.SetWarnings Falseを行い、クエリ実行後にDoCmd.SetWarnings Trueでアラート表示を元に戻しています。
DoCmd.SetWarningsについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
以上、アクションクエリの確認メッセージを非表示にする方法をご紹介しました。
ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
