ACCESS TimeValue関数で文字列を時刻に変換する方法

ACCESSではデータ型に沿ったデータの取り扱いが必要です。
一見日付に見えるデータでも、実態がテキストであれば日付として取り扱うことができません。

そういった場合に必要になるのがデータ型の変換処理です。

今回は、TimeValue関数で文字列を時刻に変換する方法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。

目次

TimeValue関数

テキスト型のデータを日付時刻型に変換するには、TimeValue関数を利用します。
TimeValue関数は以下の構文で利用します。

引数は一つだけの簡単な関数です。
値に指定したデータを日付時刻型に変換します。

TimeValue関数の利用例

では、実際にTimeValue関数を使って変換してみましょう。
以下のようなクエリを作成しました。

時間テキストに文字を入力すると、時間変換フィールドにTimeValueで変換された値が表示されます。
実際に、いくつか値を入れて試してみた結果が以下の通りです。

それぞれの変換パターンについて細かく解説します。

入力値変換後の値備考
09:009:00:00文字列で「:」を入れると時刻型に変換。秒を指定しない場合は自動的に0秒
25:00#エラー存在しない時間を入れるとエラー
09:61#エラー存在しない時間を入れるとエラー
0900#エラー「:」が入っていないとエラー
09:00:059:00:05秒まで入力すると秒を反映
1/10:00:00日付に見えるテキストで時刻を指定しないと0:00:00へ変換

このように、時刻に見えるテキストを入力しても一定のルールでうまく変換できないケースがありますので、入力値を正しく制御しましょう。

日付型データを作成するDateValue関数

TimeValue関数と似た関数に、日付型データを作成するDataValue関数があります。
こちらもTimeValue関数と似たようにテキスト型データを日付型データに変換が可能です。

TimeValue関数と異なるのは、時刻ではなく日付を返すという点です。
DataValue関数について詳しくは以下をの記事をご覧ください。

DateValue関数で日付型データを作る方法

以上、TimeValue関数で文字列を時刻に変換する方法をご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

TimeValue関数で文字列を時刻に変換する方法

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