ACCESS 拡張子の違い(mdbとaccdb)

拡張子の違い(mdbとaccdb)

ACCESSのファイルで、拡張子がmdbのファイルとaccdbのファイルを見たことがないでしょうか。

これらはどちらもACCESSのファイルです。

この記事では、mdbとaccdbの拡張子の違いをご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。

mdbとaccdb

ACCESSの拡張子は、基本的にmdbとaccdbだと思ってください。

.mdbACCESS2003以前の拡張子
.accdbACCESS2007以降の拡張子

上記のように、ファイルを作成した際のACCESSのバージョンによって拡張子が異なります。

mdbファイルが古い拡張子ということになりますが、新しいバージョンのACCESSで開けないことはなく、動作するのでご安心ください。

最近はmdbファイルを見かけることも減ってきましたね。

拡張子の変換

また、ACCESS2007以降のバージョンを使えば、mdbファイルからaccdbファイルへの拡張子変更も可能です。

mdbファイルを新しいバージョンのACCESSで開き、データベースに名前を付けて保存、で拡張子にaccdbを選択すれば拡張子が変更できます。

ACCESSのバージョン違いによるエラー

拡張子の変更自体は簡単なのですが、これで何かが解決することは稀です。

古いバージョンのACCESSで作成されたデータベースがうまく動かない、というトラブルは非常に多いのですが、その際に拡張子をmdbからaccdbに変えれば解決するのでは?と思う方も多いかもしれません。

しかし、実際には拡張子を変えても解決しないことがほとんどです。

古いACCESSで作成したデータベースが新しいバージョンのACCESSで動作しないのには主に2つの理由があります。

1.古いバージョンにしかなかった機能を使っている

例えば、以前のACCESSには日付をカレンダーから選択するためのカレンダーコントロールという機能がありました。

こちらの機能は現行のACCESSには搭載されていません。

正しく言うと、この機能ではなく標準的な日付設定機能でカレンダーが出せるようになっているのです。

そのため、古いバージョンのACCESSでカレンダーコントロールを使っていると、新しいバージョンのACCESSで開いたときにその機能が使えない、とエラーが出ます。

こうした場合は、データベースの中でカレンダーコントロールを使っている部分を取り除いてあげる必要があります。

2.32bitと64bitの違い

そして、古いデータベースを新しいバージョンのACCESSで開いた時のエラーで一番多いのがこれでしょう。

32bit版ACCCESSで作成されたデータベースが64bit版ACCESSでうまく動作しない、というケースです。

正直、ACCESSのバージョンの違いよりも、WindowsOSのBitの違いの方が影響が大きいのです。

このケースも、VBAの記載方法変更などデータベースの中身を見て修正していく必要があります。

以上、拡張子の違い(mdbとaccdb)をご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。