ACCESS Betweenを使って範囲を指定する方法

ACCESSでは日付や数値を指定する際に、範囲で指定したいケースがあります。

こんな時に利用できるのが、Between演算子です。

この記事では、Betweenを使って範囲を指定する方法をご紹介します。

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こんにちは。
はこにわガジェット （@hakoniwagadget） です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。

Between

範囲を指定する際に利用できる演算子がBetweenです。

Between A and B

の形で利用し、AとBの間の値を指定することができます。

この際、AとBの値も含みます。

つまり、不等号で示すと

>= A and <= B

と同じ意味になります。

サンプルテーブルとクエリ作成

それでは、実際にBetweenを使って範囲抽出する例を見ていきましょう。

今回は下記の売上情報を格納したテーブルを準備しました。

こちらに対して、選択クエリを作成します。

クエリをデザインビューで作成します。

デザインビューの上段（フィールドリスト）に先ほどの売上サンプルテーブルを配置し、下段のデザイングリッドに全フィールドをドラッグアンドドロップします。

これで準備は完了です。

日付の抽出

最初は日付を抽出してみましょう。

クエリの売上日フィールドの抽出条件欄に、条件を記載します。

今回は、売上日が2020年2月10日から、2020年3月31日の間にあるレコードを抽出してみます。

条件は下記のように記述しました。

　Between #2020/02/10# And #2020/03/31#

Betweenで2つの値をandでつないでいる形です。

日付ですので、#で囲って日付型データであることを指定している点に注意してください。

クエリの画面で見るとこうなります。

抽出条件の記載欄は狭いので、使いにくい場合はビルダーを利用すると便利です。

ビルダーを使えば、下記の画面で条件の編集ができます。

では、クエリの実行結果を見てみましょう。

このように、対象のレコードのみを抽出することができました。

数値の抽出

次に数値を範囲抽出してみましょう。

今回の例では、数量が2個以上、3個以下のレコードのみを抽出してみます。

同様にクエリのデザインビューで数量欄の抽出条件に以下のように記載します。

　Between 2 And 3

今回は数値なので特に値を囲う文字は不要です。

デザインビューではこう見えます。

データシートビューでみると、結果は以下になります。

このように、Betweenを使って数値の範囲抽出ができます。

以上、Betweenを使って範囲を指定する方法をご紹介しました。

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ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。