ACCESS Year関数で年を求める方法

Year関数で年を求める方法

ACCESSで日付型データを扱う際、年だけを抽出するために利用するのがYear関数です。

今回は、Year関数で年を求める方法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。

Year関数

Year関数は指定された日付から年を取り出す関数です。
以下の構文で利用します。

日付を引数に指定するだけの簡単な関数ですね。
以下にいくつか利用例を示します。

プログラム戻り値
Year(#7/24/2024#)2024
Year(#1/1/2021#)2021

Year関数の引数は日付型データにする必要があるため、#で囲っています。
VBAの仕様で日付が英語表記になっていますが、単純に年の値が取り出されていることが分かります。

戻り値の年の値には加減乗除の計算処理を行うことも可能です。

クエリでの利用例

では実際の利用例を示します。
まずはクエリでの利用例です。

今回は、TRN_受注サンプルというテーブルの受注日フィールドの値を元に、受注年を抽出するクエリを作成しました。
デザインビューで見ると以下のようになっています。

受注年フィールドを新たに作成していますが、記載内容は以下の通りです。

Year関数の引数に受注日フィールドを指定しています。
クエリの場合はフィールド名を[]で囲う必要がありますのでご注意ください。

では、データシートビューで結果を見てみましょう。

このように、受注年が表示されます。

VBAでの利用例

次にVBAでの利用例をご紹介します。
以下は、当日の年をメッセージで表示するプロシージャです。

Year関数の引数にDateを指定して、当日の日付を入れるようにしています。
本日、2024年7月29日に実行してみましょう。

このように年の値がメッセージボックスに表示されます。
実際には、メッセージボックスに表示するよりも、抽出した年の値を別の処理に利用することが多いでしょう。

以上、Year関数で年を求める方法をご紹介しました。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。