ACCESSは簡易的なデータベースをWindows上の1ファイルで作ることができる便利なソフトウェアです。
しかし、本格的なデータベースではないため、まれにファイルが破損してしまうことがあります。
今回はACCESSのファイルが破損した際の対処法をご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。
ACCESSファイルが破損した際にまず試すのは「データベースの最適化/修復」
ACCESSファイルが破損したした際に、一番簡単に修復を試みる方法が「データベースの最適化/修復」です。
ACCESSのメニューから「データベースツール」を選択すると表示されます。

操作はこのボタンを押すだけです。
もし、メニューにデータベースツールが表示されない場合は非表示に設定されていますので、以下の記事を参考に面ニューのタブを再表示してください。

「データベースの最適化/修復」はデータベース内の不要なデータを削除して、ACCESSのファイルサイズを削減する効果もあります。
ファイルが破損した場合だけでなく、定期的に「データベースの最適化/修復」を行っておくとよいでしょう。
以下の記事を参照して、ファイルを閉じるたびに最適化する設定にすることをお勧めします。

最適化でもダメならファイルの作り直し
最適化を行っても改善しない場合は、ACCESSファイル自体を作り直しましょう。
とはいっても、一から作り直す前に試すべき手順があります。
ACCESSで空のファイルを作り、元のファイルからすべてのオブジェクトをインポートするのです。
ACCESSを立ち上げ、新規から空のデータベースを作成しましょう。

空のデータベースを作成したら、インポート処理を行います。
ACCESSのメニューから「外部データ」→「データベースから」→「ACCESS」を選択します。

外部データの取り込みが表示されますので元のACCESSファイルを選び、下段で「現在のデータベースにテーブル、クエリ、フォーム、レポート、マクロ、モジュールをインポートする」にチェックをつけてOKを押します。

オブジェクトのインポート画面が表示されますので、インポートするオブジェクトを選択します。

今回は、すべてのオブジェクトをインポートするので、「すべて選択」を押してすべてのオブジェクトを反転させてください。
この際、上段のタブでテーブル以外に、クエリ、フォームなども選択することを忘れないように注意ください。
すべてのオブジェクトの選択が終わったら「OKを押します。
するとオブジェクトのインポートが完了します。
新しいファイルで正常に動作するかを確認してみてください。
これでもうまく動かない場合は、インポートするオブジェクトを少しずつ減らし、どのオブジェクトが破損しているかを特定しましょう。
最終的には、破損したオブジェクトだけを再度一から作成する必要があるかもしれません。
以上、ACCESSのファイルが破損した際の対処法をご紹介しました。
ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。
そんな時は、ACCESS開発歴20年以上、過去に300以上のACCESSデータベースの開発・修正実績のあるはこにわガジェット(@hakoniwagadget)にお任せください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
