ACCESS クエリで集計を行う方法
ACCESSでは多くのデータ（レコード）を取り扱います。
レコードの集計は、クエリで行うことが可能です。
Excelのピボットテーブルに近いイメージでしょうか。
今回は、ACCESSのクエリで集計を行う方法をご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット （@hakoniwagadget） です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。
集計クエリとは
集計クエリとは、テーブルのレコードを任意の単位で集計するためのクエリです。
Exccelのピボットテーブルのように、特定の列（フィールド）の値を集計することができます。
例えば、以下のような売上レコードが入ったテーブルで、顧客IDごとに伝票合計を集計することができます。
こちらが元データ（テーブル）です。
集計クエリの結果がこちらです。
一番左の列に顧客IDが並んでおり、伝票合計が顧客IDごとに集計されています。
こうした集計クエリの結果をもとに、フォームを作成することも可能です。
例えば、売上集計結果を表示するフォームを作成する場合は、そのデータソースとして集計クエリを使用します。
集計クエリの作成方法
それでは、集計クエリの作成方法をご説明します。
ACCESSのメニューからクエリデザインを選択します。
クエリをでデザインビューで作成する画面になります。
ここで、集計対象のテーブルをクエリの上段「フィールドリスト」に配置し、そこから集計に使用するフィールドを下段「デザイングリッド」に移動させます。
今回は、TRN_売上テーブルから、顧客IDと伝票合計を選択して下段に配置しました。
そして、下段「デザイングリッド」の集計行を操作します。
集計の際に見出しとなるフィールドを「グループ化」、実際に集計する値があるフィールドを「合計」にします。
これで集計クエリができました。
クエリをデータシートビューで表示してみましょう。
このように、顧客ID別に伝票合計が集計された結果が表示されます。
集計クエリの計算方法
集計クエリでは、合計以外にも様々な計算が可能です。
| 平均 | 平均値を表示します |
| 最小 | 最小値を表示します |
| 最大 | 最大値を表示します |
| カウント | レコード数を表示します |
これらを変更する際は、上記のクエリのデザインビューで「集計」行の選択を変更することで対応可能です。
様々な集計方法を使いこなせば、思い通りの計算が可能です。
以上、クエリで集計を行う方法をご紹介しました。
ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
