ACCESS laccdbファイルが消えないときの対処法
ACCESSを使っていると、XXX.laccdbという見慣れない拡張子のファイルが自動でできていると思います。
このファイルはロックファイルと呼ばれるもので、ACCESSを複数人で利用する際に、同じデータを複数人で上書きしてしまうことを防ぐためのものです。
通常はACCESSの利用後に勝手に削除されるので問題にならないlaccdbファイルですが、まれにlaccdbファイルが自動で消えないという症状が発生します。
今回は、ACCESSでlaccdbファイルが消えないときの対処法をご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。
laccbファイルとは
laccdbファイルとは、ACCESS利用時に自動的に作成されるロックファイルです。
通常はACCESSを使い始めると自動で生成され、使い終わると自動で削除されるので特に気にする必要はありません。
このロックファイルは何のためにあるかというと、ACCESSを複数人で利用する際に、同じデータを複数人で上書きしてしまうことを防ぐためのものです。
以下がマイクロソフトの説明です。
.laccdb
または.ldb
ファイルを使用して、共有データベースでロックされているレコードと、そのユーザーがロックされているレコードを決定します。共有用に開かれたデータベースごとに、コンピューターとセキュリティの名前を格納し、
.laccdb
拡張バイト範囲ロックを配置するために、 または.ldb
ファイルが作成されます。最後のユーザーが共有データベースを閉じるたびに、ロック ファイルが削除されます。
何を言っているのか理解が難しいですね。
ACCESSは複数人での利用を前提としたデータベースです。
そのため、同じレコードに対して複数人が同時に書き込みする可能性があります。
この際、どちらの反映を最新版とするかが不明確ですとデータベースの正確性が担保できません。
そのため、ACCESS利用中はロックファイルが作成されて、だれがどのレコードを操作しているかを一時的に記憶したうえで、上書きの制御を行っているのです。
laccdbファイルが自動で消えない場合の対処法
このlaccdbファイルは通常は自動で消えるので問題ありません。
しかし、稀に何らかの不具合でlaccdbファイルが自動で消えなくなる場合があります。
laccdbが消えないと、ACCESSを実際には起動していなくても起動しているように認識されてしまいます。
そのため、ACCESSを起動しようとすると何も反応がなかったり、「これ以上データベースを開くことができません」といったエラーメッセージが表示されます。
この問題を解決するには、ACCESSのセキュリティ設定を試してみてください。
ACCESSを起動し、ファイルメニューからオプションを選択します。
左側のメニューで「トラストセンター」を選択し、「トラストセンターの設定」ボタンを押します。
トラストセンターの画面が開きますので、「信頼できる場所」を選択し、「新しい場所の追加」ボタンを押します。
エクスプローラーが表示されますので、ACCESSファイルのおいてある場所を信頼できる場所として追加してください。
この設定で解決できるケースがありますのでお試しください。
以上、laccdbファイルが消えないときの対処法をご紹介しました。
ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。