ACCESS モジュールとは
ACCESS VBAではモジュールという単位でプログラムを管理します。
プログラムの最小単位はプロシージャですが、このプロシージャがモジュールに集まっているイメージです。
この記事では、ACCESSのモジュールについてご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは基本機能だけでも十分便利ですが、VBAを使うことで格段に使いやすいデータベースを作成可能です。
この記事ではACCESSでのVBAの使い方をご紹介していきます。
モジュールとは
モジュールは、ACCESS VBAにおけるプログラムの単位「プロシージャ」を記述、格納するためのオブジェクトです。
モジュールの中にプロシージャが格納されるイメージになります。
モジュールには以下の種類があります。
フォームモジュール・レポートモジュール | 特定のフォームやレポートでのみ利用するプロシージャを格納します。 |
標準モジュール | 汎用的に複数のフォームやレポートから参照されるプロシージャを格納します。 |
一般的には、フォームやレポートを作成してイベントプロシージャを作成する際は、フォームモジュール・レポートモジュールに記載することになります。
下記の図はVisual Basic Editorの画面です。
Microsoft Access クラスオブジェクトと記載された下に、Formオブジェクトが複数つながっていますが、この単位でモジュールが作成されます。
一方、標準モジュールは、特定のオブジェクトに紐づかず、別途作成します。
標準モジュールに作成したプロシージャは基本的にPublicプロシージャとして作成し、他のオブジェクトから参照されます。
PublicプロシージャとはACCESS内で共通で利用するプロシージャで、他のプロシージャから自由に呼び出すことができます。
Publicプロシージャについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
逆に言えば、他のオブジェクトから参照させないのであれば標準モジュールに記載する必要はありません。
フォームモジュール・レポートモジュールにプロシージャを作成すればよいでしょう。
私の場合は、ADOを使ったテーブルの追加・削除・更新処理や、月末日などを求める日付の計算処理などは標準モジュールに一元化しています。
標準モジュールについてはこちらの記事もご参照下さい。
以上、ACCESSのモジュールについてご紹介しました。
ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。