ACCESS レポートで合計がエラーになる場合の対処法

ACCESSのレポートにはレコードの合計値を表示することができます。

例えば請求書で明細の合計金額を表示したりする場合です。
しかし、レポートで合計を出そうとするとなぜかエラーになるケースがあります。

今回は、レポートで合計がエラーになる場合の対処法をご紹介します。

こんにちは。
はこにわガジェット（@hakoniwagadget）です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。

レポートでの合計値の表示方法

ACCESSのレポートには以下のように合計を表示することが可能です。

上記の例では伝票合計の合計を最下段に表示しています。
どのように作っているか、デザインビューで見てみましょう。

レポートフッターに「総合計」テキストボックスを配置しています。
総合計テキストボックスのコントロールソースには以下のように記載しています。


 =Sum([伝票合計])

Sum関数はACCESSオブジェクト内の指定のコントロールの合計を行う関数です。
今回は、伝票合計の合計値を計算して表示させています。

このようにレポートでの合計表示を行うことができます。

では、レポートで合計表示がうまくできず、エラーになる例を見てみましょう。

先ほどと同じようなレポートですが、総合計がエラーになってしまっています。
原因を探ってみましょう。

デザインビューで表示してみます、

非常に気付きにくいのですが、総合計のテキストボックスがページヘッダーに配置されていますね。
これがエラーの原因です。

Sum関数で集計する場合は、レポートヘッダーもしくはレポートフッターに配置する必要があります。
ページヘッダーやページフッターに配置しているとエラーになってしますので注意してください。

以上、レポートで合計がエラーになる場合の対処法をご紹介しました。

ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2024年11月21日