ACCESS開発費用の相場感

ACCESS開発費用の相場感

マイクロソフトACCESSを使ってデータベースを構築し、業務を効率化したい。
しかし、自分で開発するスキルはないし業者に外注するか、と考える方も多いと思います。

そこで、ACCESSの開発を外注する際の費用感や外注時に注意することをご説明します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。

ACCESSによるデータベースの開発方法

マイクロソフトACCESSはデータベースを構築できるソフトウェアです。

購入した状態では空白のデータベースがあるのみですので、利用するためにはデータベースの設定やデータの入力が必要になります。

SQLサーバやOracle等の他のデータベースソフトウェアに比べると簡易なため、自分で構築することももちろんできますが、ある程度データベースに関する知識やACCESS自体の操作方法の習得、またVBAという、マイクロソフト独自のプログラミング言語への習熟が必要です。

そのあたりを踏まえ、ACCESSのデータベースを利用するための方法は以下の3パターンがあります。

自分でACCESSデータベースを開発する

もっとも一般的な方法です。
自分でACCESSを学び、利用したいデータベースを構築します。

本ブログでは主にこちらを実施される方を対象とした記事を掲載しています。

既に開発されパッケージ化されたACCESSデータベースを購入する

世の中には、ACCESS上で開発された業務パッケージソフトウェアが多く存在しています。
これらを通常のパッケージソフトウェアと同じように購入して利用する方法です。

一般的には開発した企業の保守サービスに加入して、不具合対応や修正を行ってもらうことになります。

外部に委託してACCESSデータベースを開発する

今回ご説明する方法です。

外部の開発業者に委託してACCESSデータベースを開発してもらいます。
自分の要望に合わせたシステムが、通常のシステム開発に比べれば比較的安価に開発できる点がメリットです。

ACCESSデータベース開発の流れ

ACCESSデータベースの開発は以下の流れで行われます。
一般的なシステム開発と流れ自体は大きく変わりありません。

要件定義

まずはそのシステムが何を目的としたシステムで、どういった機能が必要なのか、そこにはどんなデータがどのタイミングで入力され、実業務とはどんな関係があるのかを整理します。

最終的に開発する機能一覧や画面遷移が整理されます。

テーブル設計

要件定義に基づいて、ACCESSデータベースの基礎となるテーブルの設計を行います。

テーブルのフィールドレイアウトや主キー、各テーブル間のリレーション設計を行います。
おそらく、ACCESSデータベース開発のプロセスの中でここが一番難しく、初心者の方が一人で行うにはハードルが高いステップでしょう。

実装

テーブル設計に基づいて、テーブルを作成します。
続いて、クエリを作成してデータの抽出や整理の仕方を整えます。

更にフォームやレポートなどのユーザーインタフェース周りを作成します。
フォームやレポートはユーザーの目に見えて操作する部分なので、細かいレイアウト調整に時間がかかります。

更に、VBAを使ってプログラミングを行い、必要な機能を開発していきます。

テスト

開発が一通り終わったら、機能が要件通りに動作するかをテストします。

開発者によってこのテストの精度はかなり異なるでしょう。
きちんとした開発業者であればテスト項目を作成してしっかりしたテストを行うでしょうし、安価な業者であればテストは簡易なものかもしれません。

完成

テストで問題がなければACCESSデータベースが完成します。

ACCESS開発費用の相場感

それでは、ACCESSデータベース開発を外部委託する際の費用感をご説明します。
大まかにまとめると以下の形になります。

発注先費用感
個人5,000円~200,000円
ACCESS専門のシステム開発会社200,000円~1,000,000円
一般的なシステム開発会社1,000,000円~

個人への外注

まずは、個人でACCESS開発をしている方や個人事業主への外注です。

例えば、スキルマーケット「ココナラ」ではACCESSの開発サービスが複数出品されています。

ココナラ ACCESSサービス一覧

相場としては数千円~数万円のサービスが多いようです。

システム開発会社への外注と比べて安価な分、品質面に関しては副業として行っている方も多く、スキルはばらつきがあると思います。良い出品者を見極められるかが鍵になるでしょう。

ACCESS専門のシステム開発会社への外注

システム開発会社の中には、ACCESSを中心に対応している会社もあります。

インターネットで検索するといくつかのACCESSデータベース開発会社を見つけることができます。
相場としては20万円~100万円程度の会社が多いようです。

こうした会社に発注する方法は、個人へ委託するより品質面では安心できるでしょう。

一般的なシステム開発会社への外注

ACCESS以外のシステム開発を主とする開発会社へ外注する方法もあります。
他のシステムの開発を委託している会社がある場合などは、その会社に頼みやすいのは事実でしょう。

しかし、ACCESSは比較的小規模なデータベース開発ソフトであるため、一般的なシステム開発会社ではあまり開発経験がない、もしくはノウハウがない場合も多いようです。

そのため、個人やACCESS専門のシステム開発会社に比べて価格が高くなる傾向が見られます。
SQLを使った本格的なデータベースを構築するのであればこうした会社に委託するのが良いでしょうが、あくまでACCESSレベルであればACCESSに特化した会社へ相談するほうがコスト面では効果が得られやすいでしょう。

以上、ACCESS開発費用の相場感についてご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

そんな時は、ACCESS開発歴20年以上、過去に100以上のACCESSデータベースを開発してきた私(@hakoniwagadget)にお任せください。

ACCESSの新規開発、既存のACCESSの修正、ACCESSの操作レッスンなど様々なサービスをご提供しています。
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サービス一覧

最後までお読みいただき、ありがとうございました。