ACCESS Dmax関数で最大値を取得する方法

Dmax関数で最大値を取得する方法

ACCESSの関数の中でも比較的利用頻度が高い関数に、DMax関数があります。

この関数は一定の条件でテーブルの値の最大値を取得するものです。

今回は、DMax関数で最大値を取得する方法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。

DMax関数の構文

DMax関数は以下の構文で利用します。

DMax ( “対象フィールド” , “対象テーブル” , “条件式” )

例を挙げて説明しましょう。

以下のtest_売上テーブルを準備しました。

このテーブルから、小計の最大値を探すときは以下のように記述します。


 DMax("小計","test_売上")
 

「小計」が最大値を探すフィールド名、「test_売上」が対象のテーブル名ですね。

この際、それぞれを「”(ダブルクォーテーション)」で囲うことを忘れないように注意してください。

特定条件下での最大値

DMax関数は単純なテーブルの最大値だけでなく、条件を加味したうえでの最大値を得ることも可能です。

その場合は、3つ目の引数に条件式を設定します。

いくつか例を示しましょう。

DMax関数を使って結果を表示するフォームを作成しました。

こちらのフォームをデザインビューで見ると、下記になります。

最大値のテキストボックスのコントロールソースにDMax関数を利用して結果を表示しています。

このテキストボックスには、顧客IDが13の中で小計の最大値を表示するように、以下の設定をしました。


 =DMax("小計","test_売上","顧客ID = 13")
 

3つ目の引数に「”顧客ID = 13″」と入れています。

この条件を加えることで、一定条件かでの最大値をDMax関数で出すことが可能になります。

以上、Dmax関数で最大値を取得する方法をご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。