ACCESS MsgBox関数の戻り値で判定する方法
ACCESSではメッセージボックス関数でユーザーに操作の可否を問うことができます。
ユーザーが選択した「はい」「いいえ」の結果をもとに、処理を分岐させて異なる処理を行うのが一般的です。
今回は、MsgBox関数の戻り値で判定する方法をご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは基本機能だけでも十分便利ですが、VBAを使うことで格段に使いやすいデータベースを作成可能です。
この記事ではACCESSでのVBAの使い方をご紹介していきます。
VbYesとVbNo
MsgBox関数では以下のようにユーザーに複数のボタンを表示して選択させることが可能です。
この際、「はい」を押した場合にはVBA上は戻り値として「VbYes」、「いいえ」を押したときには「VbNo」がMsgBoxに格納されることになります。
この戻り値を使って、メッセージボックスに対するユーザーの選択を元に、以降の処理を分岐させることが可能です。
MsgBox関数の戻り値による処理分岐例
では、例を見てみましょう。
以下は、フォームの「削除」ボタンを押した時のVBAの処理です。
Private Sub 削除_AfterUpdate()
If vbNo = MsgBox("削除します。よろしいですか?", vbYesNo + vbExclamation, "削除確認") Then
Me!削除 = False
Exit Sub
End If
End Sub
最初のIf文に記載のある
If vbNo = MsgBox("削除します。よろしいですか?", vbYesNo + vbExclamation, "削除確認") Then
では、右辺でMsgBoxのメッセージを出しており、そのメッセージに対するユーザーの選択結果が「vbNo」であれば、つまり「いいえ」を選択されたら、という条件になっています。
その後の処理でいいえを選択されたら「削除」コントロールを「False」にしてExit Subで処理を中断するようにしてあります。
このように、If文の右辺にMsgBox関数を利用する際は、引数を()で囲う必要がある点に注意してください。
以上、MsgBox関数の戻り値で判定する方法をご紹介しました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。