ACCESS VBAで翌月末を求める方法(VBAコード公開)
ACCESS VBAで請求処理などを行うと、翌月末の日付を計算で使用したときはないでしょうか。
そんな時には、翌月末を求められるVBAのプロシージャを作成しておくと便利です。
今回は、ACCESS VBAで翌月末を求める方法をご紹介します。
こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。
ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは基本機能だけでも十分便利ですが、VBAを使うことで格段に使いやすいデータベースを作成可能です。
この記事ではACCESSでのVBAの使い方をご紹介していきます。
完成形
翌月初を求める処理は、VBAの中で使用されることが多いため、引数に指定した日付の翌月末の日付を返すFunctionプロシージャを作成しました。
Public Function yokugetsu_matsu(x As Date) As Date
です。
例えば、
yokugetsu_matsu(#2022/02/16#)
と入力して実行すると、okugetsu_syoに2022/03/31の値が入って返されます。
メッセージボックスに日付を出したい場合は、
Public Sub hiduke_yobidashi()
MsgBox "翌月末:" & yokugetsu_matsu(Date)
End Sub
で実行すると、下記のように表示されます。
翌月末を求めるプロシージャ
それでは、翌月末を求めるプロシージャを紹介します。
Public Function yokugetsu_matsu(x As Date) As Date
Dim daycount As Date
daycount = x
Do While Format(DateAdd("m", 1, x), "yyyymm") >= Format(daycount, "yyyymm")
daycount = DateAdd("d", 1, daycount)
Loop
yokugetsu_matsu = daycount - 1
End Function
以下、解説します。
まず、引数としてDate型のxを指定しています。
これが、計算のもとになる、翌月末を求めたい対象の日付です。
そして、daycountという変数にxを代入します。
その後、Do Whileを使ってdaycountに対するループ処理をします。
これは、daycountに格納されている日付を、元のxに1ヵ月を足した日より、daycountの年月が大きくなるまで1日ずつ増やしていく、という処理です。
x+1の年月と異なったタイミングでこの処理が止まりますので、その時点でdaycountに格納されているのは翌々月の1日になる、ということです。
ここを月だけで比較しないのは、xが12月だった場合に1を足すと1月になって値が小さくなってしまうからです。
最後にyokugetsu_matsuにdaycountから1を引いた日付の値を格納して終わりです。
今回は翌月末でしたが、前月末や翌月初を求めたい場合は以下の記事もご参照ください。
以上、VBAで翌月末を求める方法でした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。