ACCESS VBAで翌月初を求める方法(VBAコード公開)

VBAで翌月初を求める方法

ACCESSで日付操作をする際に、よく利用するのが翌月の初日を求める計算です。

月初の日付を入力したり、その日付で処理をする際に利用されます。

今回は、ACCEESS VBAで翌月初を求める方法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは基本機能だけでも十分便利ですが、VBAを使うことで格段に使いやすいデータベースを作成可能です。
この記事ではACCESSでのVBAの使い方をご紹介していきます。

完成形

翌月初を求める処理は、VBAの中で使用されることが多いため、引数に指定した日付の翌月初の日付を返すFunctionプロシージャを作成しました。

PPublic Function yokugetsu_syo(x As Date) As Date

です。

例えば、

yokugetsu_syo(#2022/02/14#)

と入力して実行すると、okugetsu_syoに2022/03/1の値が入って返されます。

メッセージボックスに日付を出したい場合は、


Public Sub hiduke_yobidashi()

    MsgBox "翌月初:" & yokugetsu_syo(Date)

End Sub

で実行すると、下記のように表示されます。

翌月初を求めるプロシージャ

それでは、翌月初を求めるプロシージャを紹介します。


Public Function yokugetsu_syo(x As Date) As Date

Dim daycount As Date
daycount = x

Do While Format(x, "mm") = Format(daycount, "mm")

    daycount = DateAdd("d", 1, daycount)

Loop

yokugetsu_syo = daycount

End Function

以下、解説します。

まず、引数としてDate型のxを指定しています。

これが、計算のもとになる、翌月初を求めたい対象の日付です。

そして、daycountという変数にxを代入します。

その後、Do Whileを使ってdaycountに対するループ処理をします。

これは、daycountに格納されている日付を、元のxと月が異なるまで1日ずつ増やしていく、という処理です。

xと月が異なったタイミングでこの処理が止まりますので、その時点でdaycountに格納されているのは翌月初の日付になる、ということです。

最後にyokugetsu_syoにdaycountの値を格納して終わりです。

今回は翌月初でしたが、前月末や翌月末を求めたい場合は以下の記事もご参照ください。

VBAで前月末を求める方法
VBAで翌月末を求める方法

以上、VBAで翌月初を求める方法でした。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。