ACCESS データ型を変換する関数

データ型を変換する関数

ACCESSではデータ型が非常に重要です。
同じデータでもデータ型が異なれば、うまく扱うことができなくなります。

また、VBAで記述する際にもデータ型を意識した書き方が必要になります。
そのため、ACCESSではデータ型の変換が良く行われます。

今回は、ACCESSでデータ型を変換する関数をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。

データ型を変換する関数

データ型を変換する関数はいくつかありますが、今回はよく利用する以下を紹介します。

関数変換内容
CStr関数数値を文字に変換
Str関数数値を文字に変換
CLng関数文字を整数に変換
CDbl関数文字を小数点以下を含む数値に変換
Val関数文字を数値に変換
CDate関数文字を日付に変換

大きく分けると、

です。
以下に詳しく紹介します。

数値を文字に変換する関数

数値を文字に変換する関数は主に2つあります。
CStr関数とStr関数です。

どちらも同様に文字変換できるのですが、Str関数では正の数を文字データに変換した際に、左端に半角スペースが入ってしまいます。
これは負の数でマイナスが入る際に桁数を同じにするための処理だと思いますが、非常に不便です。

StrとCStr関数の結果比較

そのため、主にCStr関数を使って変換する方が良いでしょう。
CStr関数に関して詳しくは、以下の記事をご覧ください。

CStr関数で値を文字列に変換する方法

文字を数値に変換する関数

文字巣を数値に変換する関数には、CLng関数、CDbl関数、Val関数があります。
どの関数も文字を数値に変えてくれるのですが、以下の違いがあります。

文字を数値に変換する関数

CLng関数は少数の変換ができず、Val関数では\や,が入った値の変換ができません。
CDbl関数が万能ですね。

実際に、同じ値を3つの関数で変換した結果が以下です。

CLng関数は少数の変換ができず、Val関数では\や,が入った値の変換ができないことがわかると思います。
CDbl関数に関して詳しくは、以下の記事をご覧ください。

CDbl関数で値を数値に変換する方法

文字列を日付に変換する関数

最後に、文字列を日付に変換する関数です。
ここでは、CDate関数を利用します。

CDate関数は文字列データで日付に見えるものを日付型データに変換します。
以下の構文で利用します。

CDate関数について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

CDate関数で文字列を日付に変換する方法

以上、データ型を変換する関数をご紹介しました。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。