ACCESS クエリの抽出条件に日付を指定する方法

クエリの抽出条件に日付を指定する方法

ACCESSのクエリには様々な抽出条件を設定できます。
当然、日付を使ってレコードを抽出したい場合もあるでしょう。

しかし、日付での抽出にはちょっとしたコツがあるのです。
今回は、ACCESSのクエリの抽出条件に日付を指定する方法をご説明します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。

サンプルデータ

今回はサンプルとして下記の売上データが入ったテーブルを用意しました。

このテーブルから、クエリで売上日に対して日付条件を指定してレコードを抽出していきましょう。

単一日付の指定方法

まずは単一の日付を指定してレコードを抽出する方法からです。

試しに2020年3月4日のレコードのみを抽出してみましょう。

クエリをデザインビューで作成します。
そして、売上日フィールドの抽出条件欄に以下のように記載します。

#2020/03/04#

日付の前後に「#」がついていますが、こちらは「#」で囲った範囲のデータ型が日付型であることを示すための記号です。
これがないと、指定した条件を日付で指定しているとACCESSが認識できませんので忘れないよう注意しましょう。

クエリで日付を指定して抽出を行いたいのにうまく動作しない、という場合の原因はこの「#」のつけ忘れがほとんどです。

クエリの結果を表示してみます。

無事に、指定のレコードだけが抽出できました。

日付の範囲指定

次に日付を範囲で指定してみましょう。

例として、2020年3月4日以降のレコードのみを抽出してみましょう。
売上日フィールドの抽出条件欄に以下のように記載します。

>=#2020/03/04#

先ほどの単一日付の指定に加えて、不等号をつけて2020/3/4以上の値を抽出する設定です。

では、結果を見てみましょう。

このように、2020/3/4以降のレコードだけが抽出できました。
今回は、「=」を付けているので、2020/3/4も含まれていますが、含みたくない場合は「=」を無くせば大丈夫です。

もう一つ、範囲指定の方法をご説明しましょう。

betweenを使って、特定の日付の間を指定する方法です。
例えば、2020/2/10から2020/3/4の間を指定する場合は下記のように記述します。

between #2020/2/10# and #2020/3/4#

こちらがクエリの実行結果です。

このように、様々な手法で日付の指定ができますので試してみてください。

以上、クエリの抽出条件に日付を指定する方法についてご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。