ACCESS プロパティシートの利用方法

プロパティシートの利用方法

ACCESSには、フォームやレポートといった、表示や印刷に最適化された機能があります。

フォームやレポートを作成する際に、必ず使用するのがプロパティシートです。
プロパティシートを活用することで、自由自在にフォームやレポートを作成できます。

今回は、プロパティシートの利用方法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSの基本的な使い方をご紹介していきます。

プロパティシートとは

プロパティシートとは、ACCESSでフォームやレポートの詳細設定を行うための設定画面です。
下記の形で、フォームやレポートのデザインビューに表示されます。

上段のタブは書式、データ、イベント、その他と別れており、それぞれに設定項目が配置されています。
フォームやレポート全体、もしくは配置した各コントロールのフォントやサイズをはじめ、クリックした際に起動するVBA等も設定可能です。

プロパティシートの表示方法

プロパティシートを表示するには、まずは操作したい対象のフォームやレポートをデザインビューで表示します。

フォームのデザインビュー

デザインビュー表示時に、メニューの右側にプロパティシートの表示ボタンがあります。

このボタンを押すことでプロパティシートの表示 / 非表示を切り替え可能です。

プロパティシートで設定可能な項目

プロパティシートはタブごとに設定可能な項目が分かれています。
主に、以下の項目が設定可能です。

書式・書式(テキスト、数値、等)
・サイズ
・色
・フォント
・余白
データ・コントロールソース(フォームやレポートに表示する元データ)
・既定値
・入力規則
・使用可能 / 不可
・編集ロック
イベント・クリック時、更新後などに起動するVBA
その他・名前
・タブストップ・移動順
・ヒントテキスト
・IME入力モード

プロパティシートで設定可能な個所

プロパティシートでは、フォームやレポートの様々な個所に対して設定が可能です。

フォーム全体

フォームやレポートの左上をクリックすることで、フォームやレポート全体に対する設定を行うことが可能です。

フォーム全体に対して設定する場合、レコードセレクタや移動ボタン、閉じるボタンの有無などを設定可能です。

セクション

フォームやレポートを区切っている横のラインがセクションの区切りです。

セクションを選択することで、各セクションに対する設定が可能です。

セクションでは背景色や代替の背景色(偶数行にだけ適用される背景色)の設定などが可能です。

コントロール

そしてもちろん、フォームやレポートに配置した各コントロールに対する設定が可能です。

コントロールに対する設定を行うことが一番多いでしょう。

以上、プロパティシートの利用方法をご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。