ACCESS Dmin関数で最小値を求める方法

Dmin関数で最小値を求める方法

ACCESSで最小値を求める際に使用するのが、DMin関数です。

今回は、Dmin関数で最小値を求める方法をご紹介します。


こんにちは。
はこにわガジェット (@hakoniwagadget) です。

ACCESSを使った売上管理、顧客管理などのデータベース開発を行っています。
ACCESSは使いこなすために少しスキルが必要なものの、うまく活用すればExcelよりも業務の効率化が図れます。
この記事ではACCESSをもっと使いこなしたい方向けにACCESSの関数をご紹介していきます。

DMin関数とは

DMiin関数は、テーブルやクエリの値から最小値を求めるための関数です。
以下の構文で利用します。

DMin ( フィールド名 , テーブル名 , 抽出条件 )

対象のテーブルから、指定したフィールドの最小値を返します。
抽出条件は任意設定の引数で、指定しなければ全レコードを対象にします。

DMin関数の利用例

では、DMin関数の利用例を紹介しましょう。
今回は以下のテーブルをサンプルとして準備しました。

また、DMin関数を利用するフォームを作成しました。

最小値の部分に、計算で値を表示するようにしてあります。
このフォームをデザインビューで見ると以下のようになっています。

中央のテキストボックスのコントロールソースにDMin関数を使って単価の最小値を求める式を入れてあります。


 =DMin("単価","TRN_売上サンプル")
 

今回は、売上サンプルテーブルから、単価の最小値を求めるように設定してあります。
それぞれの引数はテキスト型で指定するため、”(ダブルクォーテーション)で囲むことに注意してください。

上記の例では、テーブルの値すべての中から単価の最小値を求めました。
更に発展して、条件を付与したいと思います。

TRN_売上サンプルテーブルの中から、数量が2で単価の一番小さいものを求めてみましょう。
そうなると、コントロースソースの記述は以下になります。


 =DMin("単価","TRN_売上サンプル","数量 = 2")
 

では、フォームビューで結果を見てみましょう。

30,000となります。
最初に表示したTRN_売上サンプルテーブルのデータを見ていただければ、正しく抽出ができていることが分かると思います。

抽出条件を変えてみましょう。
今度は、顧客名が「たかはし よしお」で単価の一番小さいものを求めてみます。

記載方法は以下の通りです。


 =DMin("単価","TRN_売上サンプル","顧客名 = 'たかはし よしお'")
 

顧客名の指定をテキスト型データとして扱うために、’(シングルクォーテーション)で囲っていることに注意してください。

最大値を求める場合

逆に、最大値を求めたい場合はDMax関数が利用できます。
以下の記事でDMax関数をご紹介していますので、興味があればご参照ください。

Dmax関数で最大値を取得する方法

以上、Dmin関数で最小値を求める方法をご紹介しました。


ACCESSを使いこなせば、業務の効率化や自動化が実現できます。
しかし、自分でACCESSを学ぶには時間がない、難しそうで不安、という方も多いでしょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。